アクセストークンを使用したデータ取り込みの管理 🔗
Infrastructure Monitoring Enterprise Editionの場合、アクセストークンに制限を設定することで、データ送信に関連するコストを管理できます。
使用しているエディションに関係なく、アクセストークンは、Infrastructure Monitoringリソースの使用のレートを制御するのにも役立ちます。この機能により、ユーザーインターフェイスで模範的なパフォーマンスを提供できます。
料金プランごとのトークン制限 🔗
トークンに設定できる制限は、ご利用の料金プランによって異なります。各制限は、特定のアクセストークンを使用できるリソースの最大数を表します。次の表は、各料金プランの制限を説明したものです:
料金プラン |
利用可能な制限 |
---|---|
DPM |
全ホストからの1分あたりの最大データポイント数 |
ホストベースの料金設定 |
以下の制限のうち1つ以上:
|
利用ベースの料金設定 |
以下の制限のうち1つ以上:
|
アクセストークンの制限とアラートを設定する 🔗
次の手順で、トークンの制限を設定します:
トークンのアクションメニュー(⋯ )から Job Start Rate および Event Search Rate のレート関連の制限も設定できます。
を選択します。「トークンの制限管理」オプションが表示されます。料金モデルに応じて、設定可能なコスト関連のトークン制限が最大4つ表示されます。また、設定したい制限の値を入力します。
コスト関連の制限の場合、既存の制限を削除するには、Remove Limit を選択します。
レート関連の制限の場合、既存の制限を削除するには、テキストボックスからすべてを削除します。
コスト関連の使用量が制限のいずれか1つを超えた場合に受信者に通知を送信するには、Add Recipient を選択し、使用する受信者または通知方法を選択します。
Update を選択します。これにより、設定したアクセストークンの制限に基づいてディテクターが作成されます。制限の条件が満たされると、ディテクターは「アラート」ページにアラートを表示し、指定された受信者に通知を送信します。
通知の受信者としてチームを選択していて、チームの「ダッシュボード」ページにアラートを表示したい場合は、前のステップで作成したディテクターをチームにリンクする必要があります。これを行うには、以下の手順にしたがってください:
左のナビゲーションパネルにアクセスし、
を選択します。Detectors タブを選択します。
作成したディテクターを検索します。デフォルトでは、ディテクターの名前には、このディテクターの作成に関連したアクセストークンの名前が含まれています。そのため、ディテクターを簡単に見つけるには、アクセストークンの名前を検索します。
ディテクターのアクションメニュー(⋯ )を開き、Links to Teams を選択します。チームを選択します。
Done を選択します。
ディテクターがアクセストークンに関する通知を発すると、チームの「ダッシュボード」ページにアラートが表示されます。
ディテクターとチームをリンクする方法の詳細は、ディテクターをチームにリンクする を参照してください。
チームの「ダッシュボード」ページ(チームのランディングページ)に関する詳細は、Splunk Observability Cloudのチームのランディングページを管理する を参照してください。
アクセストークンで使用するカスタムアラートを設定する 🔗
標準のディテクターを作成して、トークンの使用率が90%以外のレベルに達したときに発するアラートを設定できます。また、Infrastructure Monitoringが指定する制限に含まれないリソースについては、ディテクターを使用してトークンによるリソースの使用量を監視することもできます。
レート関連のトークン制限には、アラートや通知を設定できません。
トークンの使用状況を追跡するには、次のいずれかのメトリクスを使用します:
sf.org.numResourcesMonitoredByToken(ホストおよびコンテナ用)
sf.org.numCustomMetricsByToken
ディテクターで、tokenName
プロパティを使用してこれらのメトリクスをフィルタリングし、監視するトークンを特定します。
チームのリソース使用量を管理する 🔗
以下の手順で、チームごとのリソース使用状況を管理します:
チームメンバーが使用するトークンを作成します。
トークンに制限を設定します。
Infrastructure Monitoringにデータを送信する際には指定したトークンを使用するように、チームメンバーに伝えます。
アクセストークンの使用状況を監視する 🔗
以下の手順で、アクセストークンの使用状況を確認します:
プロフィールページに移動します。
自分の組織が表示されているエリアで、Access Tokens を選択します。
トークン名を選択します。トークンの詳細が表示されます。表示される内容は、ご利用の料金モデルや設定した制限に応じて異なります。
トークンは、「上限を超過」、「上限に接近」、「上限未満」のいずれかになります。いずれかの制限の使用量が90%を超えているか、ちょうど90%の場合、トークンのステータスは「上限に接近」になります。
使用状況のステータスは、制限に最も接近している使用状況のステータスです。たとえば、トークンに「ホスト数」と「カスタムメトリクス数」の両方の制限を設定しているとします。この場合、トークンのページでは、「ホスト数」の使用量が制限を超えていれば、「カスタムメトリクス数」の値が制限を下回っていたとしても、トークンの使用量は「制限を超過」として表示されます。
トークンの使用状況の値を表示するには、使用状況にカーソルを合わせてください。トークンの詳細情報を表示するには、トークン名を選択します。
APIリクエストがトークンを使用してInfrastructure Monitoringにデータを送信している場合、チャートに、各使用制限についての過去7日間の取り込み量の程度が表示されます。チャートは1時間単位の解像度でデータを表示します。
Infrastructure Monitoringは、トークンに制限を設定しているかどうかにかかわらず、トークンを監視します。