Network Explorer のトラブルシューティング 🔗
Network Explorer でメトリクスが期待通りに表示されない 🔗
Network Explorer にデータの問題が発生すると、次のような表示が出ることがあります:
TCPメトリクスとHTTPメトリクスは非常に限られているか、まったくありません。
ワークロードなし、または
containerd
とkubelet
のワークロードのみ。
原因 🔗
kubelet
と containerd
cgroup ドライバが同じ値ではない可能性があります。
解決策 🔗
kubelet
と containerd
のcgroupドライバが一致しているか確認してください。どちらも cgroupfs
か systemd
のどちらかでなければなりません。詳細については、Kubernetes documentation on cgroup driversを参照してください。
Network ExplorerのメトリクスにKubernetesのメタデータが表示されない 🔗
Network ExplorerのメトリクスはKubernetesのメタデータで生成されていません。
原因 🔗
Kubernetesコレクターがオフになっています。
以下のように表示された場合、Kubernetesコレクターはオフになっています:
k8sCollector: enabled: false
Kubernetesコレクターがオンになっていれば、
k8s-collector
ポッド内のk8s-watcher
、k8s-relay
コンテナのログから根本原因を特定できます。以下のコマンドを実行して、
k8s-collector
ポッド名を検索します。kubectl get pods
以下のコマンドを実行して、コンテナのログを取得します。
kubectl logs <POD_NAME> -c k8s-watcher kubectl logs <POD_NAME> -c k8s-relay
これはログのエラーメッセージの例です。この場合、サービスアカウントトークンは利用できません。
Error: open /var/run/secrets/kubernetes.io/serviceaccount/token: no such file or directory
注釈
初回起動時、
k8s-watcher
はk8s-relay
に接続しようとします。k8s-relay
がまだ立ち上がっていない場合、以下のエラーメッセージが表示されることがあります。Error: rpc error: code = Unavailable desc = connection error: desc = "transport: Error while dialing dial tcp [::1]:8712: connect: connection refused"
これらのメッセージは予期されたものであり、無視しても構いません。
解決策 🔗
Kubernetesコレクターがオフになっている場合は、Network Explorerの値ファイルで
k8sCollector.enabled
をtrue
に設定することでオンにする必要があります。k8sCollector: enabled: true
その他のエラーについては、APIサーバーとの通信をオンにするためのポッドのサービスアカウントの設定について、Kubernetes documentation を参照してください。