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Splunk Observability Cloudの製品別のシステム制限 🔗

Splunk Observability Cloudの各製品には、1分間に作成できるMTSの最大数があります。たとえば、Infrastructure Monitoringで最初の1分間に5,500 MTSを作成すると、さらにMTSを作成するには次の1分まで待つ必要があります。ただし、その最初の1分間に、ご利用の他製品でさらに6,000 MTSを作成することもできます。

注意

この制限を超える新しいMTSは、エラーを返すことなく除外されます。既存のMTSのデータポイントは引き続き受け入れられます。

製品別のMTS制限 🔗

以下の表は、Splunk Observability Cloudの各製品におけるMTS作成の制限を示しています:

製品

デフォルトのMTS/分制限

さらに詳しく

Infrastructure Monitoring

6,000、またはサブスクリプションにより決定

Splunk Infrastructure Monitoringのシステム制限

APM

6,000、またはサブスクリプションにより決定

Splunk APMのシステム制限

RUM

6,000、またはサブスクリプションにより決定

Splunk RUMのシステム制限

Synthetics

6,000、またはサブスクリプションにより決定

N/A

Logs

N/A

Log Observer Connectの制限

  • Infrastructure Monitoringの制限には、Network Explorerとメトリクスパイプライン管理によって生成されるMTSも含まれます。

制限アラートの設定 🔗

メトリクス制限アラートを設定して、製品別ベースでリソースの使用状況を管理できます。関連するメトリクスは次のとおりです:

メトリクス名

説明

sf.org.numMetricTimeSeriesCreatedByDatapointType

各製品によって生成されるMTS数

sf.org.limit.metricTimeSeriesCreatedPerMinute

組織でのInfrastructure Monitoringの1分あたりのMTS作成制限

sf.org.apm.limit.metricTimeSeriesCreatedPerMinute

組織でのAPMの1分あたりのMTS作成制限

sf.org.rum.limit.metricTimeSeriesCreatedPerMinute

組織でのRUMの1分あたりのMTS作成制限

sf.org.synthetics.limit.metricTimeSeriesCreatedPerMinute

組織でのSyntheticsの1分あたりのMTS作成制限

sf.org.numThrottledMetricTimeSeriesCreateCallsByDatapointType

1分あたりのMTS作成制限を大幅に超えたために各製品が作成できなかったMTSの数

sf.org.numDatapointsDroppedInTimeout

直前の数秒間にアカウントがスロットリングまたは制限され、作成が成功する可能性が低かったためにInfrastructure Monitoringが作成を試みなかったデータポイント数

sf.org.apm.numDatapointsDroppedInTimeout

直前の数秒間にアカウントがスロットリングまたは制限され、作成が成功する可能性が低かったためにAPMが作成を試みなかったデータポイント数

sf.org.rum.numDatapointsDroppedInTimeout

直前の数秒間にアカウントがスロットリングまたは制限され、作成が成功する可能性が低かったためにRUMが作成を試みなかったデータポイント数

sf.org.synthetics.numDatapointsDroppedInTimeout

直前の数秒間にアカウントがスロットリングまたは制限され、作成が成功する可能性が低かったためにSyntheticsが作成を試みなかったデータポイント数

詳細は、Splunk Observability Cloudの組織のメトリクスを表示する を参照してください。

システム制限とデータのスロットリング 🔗

Splunk Observability Cloud製品には、サービスのパフォーマンス、安定性、信頼性を保護するためのシステム制限があります。これらの制限を超えると、プラットフォームは、お客様が送信するデータのスロットリングを開始し、取り込みスピードを減速させる場合があります。

注釈

スロットリングは、システム制限を超えた後に開始されます。制限内におさまって送信されたデータはすべて取り込まれます。

使用量がサブスクリプションの上限に達しそうであるか、またはデータがスロットリングされているかどうかを、Splunk Observability Cloudの特定の組織メトリクスによって追跡できます。この方法については、データのスロットリングを追跡するメトリクス を参照してください。

このページは 2024年08月14日 に最終更新されました。