Splunk APMのシステム制限 🔗
注釈
以下の情報は、使用量と消費量について説明したものです。請求に関する詳細なお問い合わせは、Splunkアカウントチームまでご連絡ください。
Splunk APMには、パフォーマンス、安定性、信頼性を確保するためのシステム制限があります。これらの制限は、Splunk APMのマルチテナント環境を保護するものでもあります。これらの制限を超えると、Splunk APMのエクスペリエンスが低下する可能性があります。
Splunk Observability Cloudには、以下に説明するメトリクスについて、事前パッケージ済みのチャートがいくつか用意されています。管理者は、Settings、Organization Overview の順に移動してこれらのチャートを確認できます。
サブスクリプション 🔗
サブスクリプションにはEnterpriseとStandardの2つのタイプがあります。各サブスクリプションタイプの詳細については、Splunk APMの料金体系 を参照してください。
スパンとトレースに関する制限 🔗
制限名 |
制限のデフォルト値 |
メモ |
---|---|---|
1分あたりのバイト数(BPM) |
サブスクリプション によって決まります。 |
トレースのボリュームとも呼ばれます。上限に達するとスパンは除外されます。 |
1分あたりのスパン数(SPM) |
サブスクリプション によって決まります。 |
Splunk APMが取り込んで分析する1分あたりの最大スパン数。上限に達するとスパンは除外されます。 |
スパンサイズ |
64kB |
個々のスパンの最大容量(kB)。上限に達すると、スパンおよび各スパンのコンテンツは除外され、Splunk APMでは分析されません。 |
トレース内のスパン数 |
1トレースあたり100,000スパン |
上限に達すると、スパンは除外されます。 |
トレースサイズ |
8 MB |
スパンは、8MBの制限を超えたトレースから除外され、Splunk APMでは分析されません。 |
スパンの蓄積時間 |
10分 |
特定のトレースIDがこの制限に達すると、それ以降のスパンは別のトレースセグメントにグループ化されます。 |
トレースのアセンブリ遅延 |
60秒 |
あるトレースIDの最後のスパンの到着からトレースのアセンブリ完了までの時間。 |
Splunk APMのAPIリクエスト数 |
1分につき10リクエスト |
制限がスロットリングされている場合、リクエストは429 HTTPエラーステータスコードを返します |
MetricSetの制限 🔗
制限名 |
制限のデフォルト値 |
メモ |
---|---|---|
Troubleshooting MetricSets(TMS) |
サブスクリプション によって決まります。10秒間隔につき合計で最大2TMS。 |
スパンとトレースは除外されません。スパンタグの分析ビュー、サービスのグラフ内訳、およびトレースの可視性は影響を受ける可能性があります。 |
Monitoring MetricSets(MMS) |
サブスクリプション によって決まります。 |
スパンとトレースは除外されません。新しいMMSに対するアラートとチャート作成は影響を受ける可能性があります。 |
ユーザーインターフェイスの制限 🔗
制限名 |
制限のデフォルト値 |
---|---|
サービスマップのノード数 |
200 |
トレースサーチのトレース数 |
1000 |
トレースビューにおけるトレースごとのスパン数 |
100k |
サービス名の長さ |
1024文字 |
操作名の長さ |
1024文字 |
エラー率の「黄色」の閾値 |
5% |
エラー率の「赤色」の閾値 |
20% |
p90レイテンシの「赤色」の閾値 |
1秒 |
スロットリングとエンタイトルメントのAPMダッシュボード 🔗
注釈
これらのダッシュボードは、トラブルシューティングのみを目的としています。詳細については、組織の「サブスクリプション使用状況」ページおよびレポートを参照してください。
APMの使用状況ダッシュボードに移動するには、Settings、Organization overview の順に移動します。
ダッシュボード |
説明 |
---|---|
APMエンタイトルメント |
コンテナ数、ホスト数、トレース量など、サブスクリプションの使用に関連するメトリクスを表示します。 |
APMスロットリング |
制限のスロットリングのために除外されたデータに関連するメトリクスを表示します。 |