Splunk Observability Cloudでのダッシュボードの共有、複製、ミラーリング 🔗
Splunk Observability Cloudのダッシュボードは、メトリクスのチャートや視覚エフェクトをグループ化したものであり、ダッシュボードを使用して監視するメトリクスをすばやく簡単に見つけることができます。特定のニーズに合わせてダッシュボードを共有、複製、ミラーリングする方法を学習しましょう。
以下の方法について、下記セクションを参照してください:
ダッシュボードの共有 🔗
Splunk Observability Cloudのダッシュボードは、以下の方法で共有できます。
共有メニューオプションを使用する 🔗
この方法を使用すると、ダッシュボードの現在の状態のコピーを共有できます。コピーには、共有時に保存されていない変更も含まれ、受信者が保存しない限り、自動的に失効します。コピーの共有は、チームメンバーに見せたい変更を加えたが元のダッシュボードは変更したくない、という場合に最適です。共有メニューには、ダッシュボードを共有するための方法が2つあります:
直接共有する 🔗
ダッシュボードのコピーを共有するには、Dashboard actions メニューから Share を選択します。ポップアウトウィンドウが開き、共有オプションが表示されます。
直接共有するには、Add Recipients を選択し、メールアドレスを追加するか、利用可能な通知のインテグレーションを共有方法として選択します。
受信者を追加したら、Share を選択します。受信者はダッシュボードのコピーへのリンクを受け取ります。受信者がこのリンクを開くと、元のコピーに影響を与えることなく、そのコピーを編集して保存することができます。
注意
管理者は、組織のメンバー以外のメールアドレスを追加することができます。メンバー以外の受信者は、共有コンテンツを閲覧する前にユーザーアカウントの作成を求められます。特に、共有する項目に機密情報や専有情報が含まれている場合は、メンバー以外のメールアドレスの入力情報が正しいことを必ず確認してください。
リンクをコピーする 🔗
別の方法として、各メンバーと直接共有するのではなく、メールでリンクを送ったり、社内のコミュニケーションツールにダッシュボードのコピーへのリンクを貼ったりするのもよいでしょう。
これを行うには、ポップアウトウィンドウで提供されるリンクの横にある Copy を選択し、このリンクを通信ツール内に貼り付けます。
ダッシュボードのリンクをグループと共有する場合、ダッシュボードを閲覧できるのは、アカウントを持つ組織のメンバーだけであることに注意してください。
ブラウザのURLを使用する 🔗
ダッシュボードブラウザのURLを共有することができます。ただし、URLを使用すると、コピーではなく元のダッシュボードが共有されます。ダッシュボードのブラウザのURLを共有する場合は、注意してください。ダッシュボードに加える変更は、ダッシュボードを表示するすべての人が閲覧でき、また、他の人がダッシュボードに加えた変更を上書きする可能性があります。
ダッシュボードを複製する 🔗
ダッシュボードを複製して、以下のことが行えます:
元のダッシュボードに変更を加えることなく、既存のダッシュボードのコピーを変更する
読み取り専用のダッシュボードまたは書き込み権限のないダッシュボードのコピーを変更する
ダッシュボードを複製するには、以下の手順に従います:
Splunk Observability Cloudのホームページから Dashboard を選択します。
複製したいダッシュボードに移動します。
Dashboard actions メニュー(⋯ )を選択します。
Save As… を選択します。
Dashboard Name フィールドで、複製したダッシュボードに名前を指定します。同じ名前のダッシュボードが複数存在することを避けるため、元のダッシュボードとは異なる名前を使用します。
(オプション)ソースのダッシュボードから複製したダッシュボードへすべてのローカルデータリンクを保存する場合は、Clone Data Links チェックボックスを選択します。
Dashboard Permissions のドロップダウンメニューから、複製したダッシュボードの権限設定を構成します。
Dashboard Group メニューから、複製したダッシュボードを保存するダッシュボードグループを見つけて選択します。
複製したダッシュボードを既存のカスタムダッシュボードグループまたはユーザーダッシュボードグループに保存することも、新規ダッシュボードグループを作成することもできます。新規のグループを作成した場合、そのグループはカスタムダッシュボードグループとして追加されます。
ダッシュボードの権限の詳細は、ダッシュボードグループおよびダッシュボードに対する読み取り権限 を参照してください。
ダッシュボードをミラーリングする 🔗
Enterprise Editionで利用できる機能です
Dashboard mirroring allows the same dashboard to be added to multiple dashboard groups or multiple times to one dashboard group. A dashboard can be edited from any of its mirrors and the changes made are reflected on all mirrors. However the dashboard name, filters, and dashboard variables can all be customized at the mirror level, without affecting other mirrors. These local customizations allow users to see the same metrics in the same charts, but the mirror can be filtered so that each user is presented with the metrics relevant to them.
ミラーダッシュボードを使用する理由 🔗
ダッシュボードミラーの一般的なシナリオ:
組織全体でチームが使用する標準のダッシュボードを作成するケース。ダッシュボードのチャートに変更があった場合はすべてのチームに表示されるようにし、各チームのメンバーが、それぞれの要件に関連するダッシュボード変数やフィルターカスタマイズを設定できるようにする必要があります。各チームにはチームにリンクされたダッシュボードグループがあるため、それらのダッシュボードグループに、このダッシュボードのミラーを追加します。
あなたが自分のユーザーダッシュボードグループに作成したダッシュボードがあり、組織内の別のユーザーがそれを利用したいというケース。そのユーザーは、あなたがそのダッシュボードに加えたすべての変更を追跡したいと考えているため、自分のユーザーダッシュボードグループにあなたのダッシュボードのミラーを追加します。
ダッシュボードミラーの例 🔗
次の例は、ダッシュボードのミラーリングの一般的なシナリオです:
この例では、「Project-1」ダッシュボードグループに「CPU Utilization」という名前のミラーリングされていないダッシュボードがあります。このダッシュボードは、AWS availability zone us‑east‑1a
でフィルタリングされています。「Project-2」ダッシュボードグループで、同じダッシュボードを AWS availability zone us‑east‑1b
でフィルタリングしたものを必要としています。
フィルターは各ミラーダッシュボード内でカスタマイズ可能であるため、上記の要件は、このダッシュボードのミラーを「Project-2」ダッシュボードグループに追加して AWS availability zone us‑east‑1b
でフィルタリングすることによって実現可能です。
これで、同じダッシュボードのミラーが2つ存在し、2つの異なる場所で異なるフィルターをかけて表示されるようになりました。「Project-1」ダッシュボードグループが「Project-1」グループのミラーを編集し、」平均 CPU 使用率 「のチャートを追加した場合、そのダッシュボードのフィルターは AWS availability zone us‑east‑1a
のままです。「Project-2」グループのミラーを開くと、追加されたチャートが表示されますが、このグループに適用されるフィルターは``AWS availabilityzone us‑east‑1b``です。
ミラーの作成 🔗
Any Splunk Observability Cloud user can create a mirror of any custom or user dashboard. Users need write permission for the dashboard group where they want to place the mirror.
注釈
自分が管理しているダッシュボードで作業する場合は、そのダッシュボードのミラーを閲覧する他のユーザーによる不注意な編集を防ぐために、必ずそのダッシュボードに適切な書き込み権限を設定してください。
ミラーを作成するには、ダッシュボードのアクションメニュー(⋯ )から Add a mirror を選択します。
ミラーを作成する際、ターゲットダッシュボードグループでのミラーの表示方法をカスタマイズする方法がいくつかあります。また、ダッシュボードミラーを現在のダッシュボードと同じグループに追加することもできます。これは、フィルターやダッシュボード変数の設定を変えた同じチャートセットに素早くアクセスしたい場合に便利です。
ダッシュボードグループを選択する 🔗
ミラーを配置するグループを選択または検索します。自分に書き込み権限がないダッシュボードグループは、ミラーのターゲットとして使用できません。
ダッシュボードの名前および説明を変更する 🔗
ターゲットグループ内でのミラーの名前を指定します。新しいダッシュボードミラーを作成した際に提案されるデフォルトの名前は、元のダッシュボードの名前であり、現在のダッシュボード自体がミラーである場合は、現在ミラーリングしているダッシュボードの表示名とは異なる場合があります。
ターゲットグループ内でのミラーの新しい説明を指定します。名前と同様に、デフォルトの説明はダッシュボードに由来します。ダッシュボードまたはミラーの説明は、アクションメニュー(⋯ )から Dashboard Info を選択すると表示されます。
ダッシュボードのフィルターと変数をカスタマイズする 🔗
ミラーダッシュボードのフィルターと変数については、ダッシュボードの作成およびカスタマイズ の以下のセクションで説明します:
フィルター: ダッシュボードのフィルターをカスタマイズする
ダッシュボードミラーと権限 🔗
ダッシュボードミラーは、その保存先のダッシュボードグループからのみ権限を継承できます。したがって、新しいダッシュボード ミラーを作成すると、そのダッシュボードグループの読み取り権限または書き込み権限を持つチームおよびユーザーは、すべてのミラーで同じ権限を持つことになります。
次のテーブルは、ダッシュボードミラーのアクションを実行するために必要な前提条件を示しています。
アクション |
ダッシュボードの権限 |
グループの権限 |
---|---|---|
ダッシュボードグループにダッシュボードミラーを追加する |
- For an original dashboard configured with Inherit from Dashboard Group, you only need read permissions to create a mirror
- For an original dashboard with customized permissions, you must have write permissions to convert the original dashboard permission to Inherit from Dashboard Group before you can create a mirror
|
ターゲットグループの読み取り権限 |
ダッシュボードミラーを表示する * |
オリジナルダッシュボードの権限は不要 |
ミラーの保存先のダッシュボードグループの読み取り権限 |
ダッシュボードミラー内のチャートに変更を加える |
オリジナルダッシュボードの書き込み権限 |
グループの権限は不要 |
ダッシュボードミラーに新しいチャートを追加する |
オリジナルダッシュボードの書き込み権限 |
グループの権限は不要 |
ダッシュボードミラーの オーバーライド バーの設定を編集する |
オリジナルダッシュボードの権限は不要 |
ターゲットダッシュボードグループの書き込み権限(ミラーは保存先のダッシュボードグループの権限を継承するため) |
ダッシュボードミラーの ダッシュボード情報 ページおよび ダッシュボード変数 ページを編集する |
オリジナルダッシュボードの書き込み権限 |
ターゲットダッシュボードグループの書き込み権限(ミラーは保存先のダッシュボードグループの権限を継承するため) |
グループからダッシュボードミラーを削除する **, *** |
オリジナルダッシュボードの権限は不要 |
ターゲットダッシュボードグループの書き込み権限(ミラーは保存先のダッシュボードグループの権限を継承するため) |
* ダッシュボードの ダッシュボード情報 ページで このダッシュボードのミラー リストを表示すると、すべてのミラーが表示されない場合があります。このリストには、自分が読み取り権限を持つミラーだけが表示されます。
** ダッシュボードに1つ以上のミラーがある場合、 Delete dashboard オプションは利用できません。これは、Remove mirror オプションに置き換えられます。すべてのミラーが配置先のグループから取り除かれた場合、最後のミラーで Delete dashboard オプションが使用できるようになります。
*** オリジナルダッシュボードと同じグループにある最後のダッシュボードミラーを削除したい場合で、オリジナルダッシュボードがこのグループの権限を継承している場合は、オリジナルダッシュボードの権限設定を変更して、別のグループの権限を継承するようにする必要があります。
このページは 2024年06月14日 に最終更新されました。