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Splunk Observability Cloudのダッシュボード作成のベストプラクティス 🔗

Splunk Observability Cloudは、ダッシュボード用にさまざまな視覚エフェクトと整理のオプションを提供します。このセクションでは、これらのオプションを使用するためのガイダンスを提供します。

シングルインスタンスとマルチインスタンスのダッシュボードを使用する 🔗

ダッシュボードは、類似したトピックに関するチャートをグループ化するための効果的な手段です。例えば、特定のホストやサービスについて複数のメトリクスを見ることはよくあります。

インフラストラクチャや共有サービスの場合、集計や母集団を見るダッシュボードを作成することもしばしば有用です。

Infrastructure Monitoringが提供する内蔵ダッシュボードのほとんどには、シングルインスタンス版とマルチインスタンス版の両方が含まれていることに注意してください。

ダッシュボードが乱雑になることを回避する 🔗

同じダッシュボードを、異なる要素、サービス、環境、またはチームに対して表示したいと思うことがよくあるでしょう。例えば、テスト環境と本番環境の比較で監視したいインフラストラクチャメトリクスの一式があるとします。

環境ごとに個別のダッシュボードを作成するのではなく、ダッシュボード変数を使用して、デフォルトでは特定の環境を表示し、簡単に別の環境の表示に変更することのできるダッシュボードを作成できます。

ダッシュボードを公開して組織で共有する 🔗

ダッシュボードを作成して、チーム外で共有したい場合があるかもしれません。ダッシュボードを公開して組織で共有する場合は、このワークフローに従ってください。

  • ユーザーは、自分のユーザーダッシュボードグループ内で、下書きも含め、自分が使用するチャートやダッシュボードを作成します。チャートは通常、チャートに必要なメトリクスの名前がわからない場合はメトリクスファインダーから、わかる場合はチャートビルダーから、直接作成します。また、共有ワークスペースとしてチームダッシュボードグループを作成し、そこで作成と編集を行うこともできます。

  • ユーザーは、共有する準備の整ったチャートまたはダッシュボードができたら、それを使用するチームまたはそれを表すサービスや環境に対して適切な名前を付けたカスタムダッシュボードグループを作成し(まだ存在しない場合)、そのダッシュボードグループに、準備したチャートまたはダッシュボードをコピーします。

  • If there are built-in dashboards (or filtered versions thereof) that are logically part of a team’s responsibility, or supporting a component of a service, then they are often saved into the appropriate dashboard group as well. For example, you may have a custom dashboard group for your Kafka service, and in addition to the Kafka-specific metrics, you may want to see the EC2 infrastructure metrics for the cluster upon which Kafka depends. In that case, you would apply an appropriate filter to the EC2 built-in dashboard (using aws_tag_service:Kafka, for example) and then use Save as add the dashboard to your Kafka dashboard group.

組織のスタイルガイドを設定する 🔗

組織全体で実用的かつ整ったダッシュボードを作成するために、スタイルガイドを設定します。このようなガイドの一般的な要素には、以下に挙げるようなチャート構成オプションの基準が含まれます。

  • チャートのタイトルに使う用語とその略し方: 「送信」か「TX」か、「接続」か「conns」か、「書き込み速度/秒」か「writes/sec」か、など。

  • 大文字・小文字の区別の統一: センテンススタイルの大文字表記かヘッドラインスタイルの大文字表記かを選択します。

  • 短いタイトルと意味のある説明を採用する: ダッシュボードに表示されるチャートに、タイトルと説明の両方が含まれるようになります。

  • カラースキームの統一: Infrastructure Monitoringは、チャートの自動カラーリングスキームを提供します。手動で色を設定する場合は、一貫した色指定を使用します。

  • 単位: Y軸ラベルに単位を使用します。

  • 時間範囲: ご利用のデータとチャートタイプに合った時間範囲を選択します。

スタイルガイドは、典型的なユーザーがどのようにダッシュボードを見るかに応じて、ダッシュボードのレイアウトに関する基準も含んでいます:

  • 壁掛けのフラットパネルディスプレイで使用するダッシュボードの場合、各行には通常3~5個のチャートを表示できます。5個以上表示することは難しい可能性が高く、5個表示する場合でも1つか2つのチャートは単一値チャートである可能性が高いです。

  • ノートパソコンのような小さな画面で使用することを想定したダッシュボードの場合、一般的にチャートは4つ以下が望ましく、通常は2つか3つです。

  • 読みやすさを確保するため、1つのダッシュボードにつき3~5行のチャートにします。

空白のチャートを避けるための事前計画 🔗

チャートにフィルターを適用すると、チャートが空白になることがあります。このような結果を避けるには、ダッシュボードを作成する前に、ダッシュボードをどのように使用する予定かを検討する必要があります。検討すべき一般的な問題の一部は以下の通りです:

  • 適用されるディメンションまたはプロパティは、ダッシュボード上のすべてのチャートで共通ですか?

  • ダッシュボードがフィルタリングされている場合でもユーザーが何を見ているのか理解しやすいように、チャートに名前をつけたり、個々のタイムフレームを設定したりしましたか?

  • チャートの使い方を説明するテキストノートを使用していますか?

このページは 2023年09月26日 に最終更新されました。