属性プロセッサー 🔗
属性プロセッサーは、アクションによってスパン、メトリクス、またはログの属性を変更する OpenTelemetry Collector のコンポーネントです。1つのプロセッサー・インスタンスでアクションを組み合わせて、複雑な処理を実行できます。使用例としては、機密情報の難読化、新しいキーへの値のコピー、属性の埋め戻しなどがあります。
スパン、メトリクス、またはログの収集された属性に対して、次のいずれかのアクションを適用できます:
アクション |
説明 |
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特定の |
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特定の |
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特定の |
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正規表現ルールを使用して値を抽出します。 |
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注釈
メトリクス変換プロセッサを使用して、メトリクスの名前を変更したり、ラベル・キーや値を追加、名前変更、削除し たりできます。また、このプロセッサーを使用して、ラベルまたはラベル値にまたがるメトリクスのスケーリングや集約を実行することもできます。メトリクストランスフォームプロセッサー を参照してください。
スパン全体、ログ、またはメトリクスを含めたり除外したりするには、フィルタープロセッサーを使用します。フィルタープロセッサー を参照してください。
はじめに 🔗
デフォルトでは、OpenTelemetry Collector の Splunk ディストリビューションには属性プロセッサーが含まれています。パイプラインの属性プロセッサーを有効にするには、設定の processors
セクションに attributes
を追加します。例:
processors:
attributes/example:
actions:
- key: db.table
action: delete
- key: redacted_span
value: "new_value"
action: upsert
- key: copy_key
from_attribute: key_original
action: update
- key: account_id
value: 33445
action: insert
- key: account_password
action: delete
- key: account_email
action: hash
- key: http.status_code
action: convert
converted_type: int
その後、互換性のあるパイプラインに属性プロセッサーを追加することができます。例:
service:
pipelines:
traces:
receivers: [jaeger, otlp, zipkin]
processors:
- attributes/traces
- memory_limiter
- batch
- resourcedetection
exporters: [sapm, signalfx]
metrics:
receivers: [hostmetrics, otlp, signalfx]
processors:
- attributes/metrics
- memory_limiter
- batch
- resourcedetection
exporters: [signalfx]
logs:
receivers: [fluentforward, otlp]
processors:
- attributes/logs
- memory_limiter
- batch
- resourcedetection
exporters: [splunk_hec]
属性を包含または除外するには、以下のプロパティのいずれかを使用します:
services
resources
libraries
span_names
log_bodies
log_severity_texts
metric_names
attributes
次の例は、特定のサービスに delete
アクションを適用する方法を示します:
attributes/selectiveprocessing:
include:
match_type: strict
services: ["service1", "service2"]
actions:
- key: sensitive_field
action: delete
パラメータの完全なリストについては、設定 を参照してください。
サンプル構成 🔗
以下のサンプル設定は、属性に対して異なるアクションを実行する方法を示しています。
注釈
例の完全なリストは、https://github.com/open-telemetry/opentelemetry-collector-contrib/blob/main/processor/attributesprocessor/testdata/config.yaml のコンフィギュレーション・スニペットを参照してください。
ログから機密情報を削除または難読化する 🔗
次の例は、トークン属性を削除し、電子メールをハッシュ化し、ログ中のパスワードを再編集する方法を示しています:
attributes/log_body_regexp:
include:
match_type: regexp
log_bodies: ["AUTH.*"]
actions:
- key: password
action: update
value: "Redacted"
- key: apitoken
action: delete
- key: email
action: hash
別の属性の値に基づいて新しい属性を作成する 🔗
次の例は、スパン内の別の属性の値に基づいて新しい属性を作成する方法を示しています:
attributes/createattributes:
actions:
# Creates four new attributes (defined in pattern) from the
# value of the http.url attribute
- key: "http.url"
pattern: ^(?P<http_protocol>.*):\\/\\/(?P<http_domain>.*)\\/(?P<http_path>.*)(\\?|\\&)(?P<http_query_params>.*)
action: extract
属性が欠けているスパンを埋め戻す 🔗
次の例は、属性が欠けているスパンを埋め戻す方法を示しています:
attributes/complex:
actions:
- key: operation
value: default
action: insert
- key: svc.operation
from_attribute: operation
action: upsert
- key: operation
action: delete
その他の例とシナリオ 🔗
以下のシナリオも参照してください:
設定 🔗
次の表は、属性プロセッサーの設定オプションを示します:
トラブルシューティング 🔗
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