ロードバランシングエクスポーター 🔗
ロードバランシングエクスポーターは、スパン、メトリクス、ログを複数のバックエンドにエクスポートできる OpenTelemetry Collector コンポーネントです。サポートされているパイプラインタイプは metrics
、traces
、logs
です。
メリット 🔗
ロードバランシングエクスポーターは、ルーティングポリシーを使用して、一度に複数のバックエンドにテレメトリデータを送信できます。ルーティングポリシーを使用して、テレメトリデータをグループに分類し、これらのグループを特定のエンドポイントにマッピングできます。
ロードバランシングエクスポーターを使用して、Collector エンドポイントを介して OpenTelemetry Collector の他の実行中のインスタンスにデータを送信することもできます。たとえば、すべてのトレースを Collector の1つの実行中のインスタンスに送信し、すべてのログを別の実行中のインスタンスに送信できます。この方法を使用すると、別々の Collector 環境でデータを処理または操作できます。
はじめに 🔗
ロードバランシングエクスポーターを使用するには、テレメトリデータを受信できるバックエンドのリストを提供します。
IP アドレスの静的リスト、または解決するDNS ホスト名を提供することができます。各タイプのリストを使用するロードバランシングエクスポーターの設定例については、サンプル構成 を参照してください。
ルーティングキー 🔗
ロードバランシングエクスポーターは、設定された routing_key
に応じて、スパン、メトリクス、ログをエクスポートできます。
routing_key
は、スパン、メトリクス、およびログをグループ化します。たとえば、ロードバランシングエクスポーターは、同じ traceID
に属するすべてのスパンを同じバックエンドに送信します。
次の表は、routing_key
のオプションを示しています:
ルーティングキー |
使用目的 |
---|---|
|
ログ、スパン、メトリクス |
|
ログ、スパン |
|
メトリクス |
|
メトリクス |
デフォルトでは、ルーティングメカニズムは、トレースについては traceID
、メトリクスについては service
です。
サンプル構成 🔗
このセクションでは、ロードバランシングエクスポーターの設定例について詳しく説明します。
静的リスト 🔗
以下の例では、ホスト名の静的リストを使用して、別々のバックエンド用にロードバランシングエクスポーターを設定しています:
receivers:
otlp:
protocols:
grpc:
endpoint: localhost:4317
processors:
exporters:
loadbalancing:
routing_key: "service"
protocol:
otlp:
# all options from the OTLP exporter are supported
# except the endpoint
timeout: 1s
resolver:
static:
hostnames:
- backend-1:4317
- backend-2:4317
- backend-3:4317
- backend-4:4317
# Notice to config a headless service DNS in Kubernetes
# dns:
# hostname: otelcol-headless.observability.svc.cluster.local
service:
pipelines:
traces:
receivers:
- otlp
processors: []
exporters:
- loadbalancing
logs:
receivers:
- otlp
processors: []
exporters:
- loadbalancing
Kubernetes リゾルバ 🔗
以下の例では、Kubernetes リゾルバのロードバランシングエクスポーターを設定しています:
receivers:
otlp:
protocols:
grpc:
endpoint: localhost:4317
processors:
exporters:
loadbalancing:
routing_key: "service"
protocol:
otlp:
# all options from the OTLP exporter are supported
# except the endpoint
timeout: 1s
resolver:
# use k8s service resolver, if collector runs in kubernetes environment
k8s:
service: lb-svc.kube-public
ports:
- 15317
- 16317
service:
pipelines:
traces:
receivers:
- otlp
processors: []
exporters:
- loadbalancing
logs:
receivers:
- otlp
processors: []
exporters:
- loadbalancing
設定 🔗
次の表に、ロードバランシングエクスポーターの設定オプションを示します:
トラブルシューティング 🔗
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Contact Splunk Support .
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