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シナリオ:Kaiが疎なデータを考慮してディテクターに最小遅延を設定する 🔗

Splunk Observability Cloudで、Buttercup Gamesのサイト信頼性エンジニアリング(SRE)チームは 「サービスエラー」 というディテクターを設定しています。このディテクターはButtercup Gamesのサービスを監視し、いずれかのサービスのエラー率が5%を超えたときにアラートを発します。

このアラートがあるにもかかわらず、Buttercup Gamesは、productcatalog サービスからのエラーに関する顧客からの苦情を受け取っています。

チームのSREであるKaiが productcatalog を調査したところ、このサービスはリクエスト率が低く、エラーのデータポイントを送信することはほとんどなく、1日に1回しか送信しないこともあることがわかりました。そのため解析エンジンは、この疎なエラー追跡MTSの遅延の増加を追跡できません。そのデータポイントは遅延が大きすぎるため 「サービスエラー」 ディテクターに含めることができず、ディテクターは productcatalog サービスに関するアラートを生成できません。

productcatalog からの遅延したデータポイントを考慮に入れるため、Kaiは /detector エンドポイントへのAPIコールを実行することによって 「サービスエラー」 の「最小遅延」の値を設定します。「最小遅延」設定により、ディテクターは計算を実行する前に一定時間待機しなければなりません。

Kaiは、この疎なMTSからのラグをグラフ化し、通常は30秒未満であるが1分を超えたことはないと判断したため、「サービスエラー」 の「最小遅延」を1分に設定します。

まとめ 🔗

「サービスエラー」 に「最小遅延」の閾値を設定することで、Kaiは疎なデータを含めることに成功し、顧客のエクスペリエンスに影響を与える前に productcatalog サービスからのエラーをキャッチできるようになりました。

さらに詳しく 🔗

ディテクターの「最小遅延」の詳細については、最小遅延 を参照してください。

ディテクターAPIの詳細については、ディテクターAPIリファレンス を参照してください。

このページは 2024年10月17日 に最終更新されました。